「NANOMET®」とは…COLUMN

NANOMET®とは、当センターが開発した電力輸送効率を大幅に向上させる画期的な合金で、自動車や電化製品の心臓部であるモータなどにも利用されることにより、世界最高水準の省エネ製品の開発に大きく貢献することが期待されています。

通常、金属などの固体物質は、原子が規則的に配列した結晶構造になっています。ところが、高温で溶かした特殊な組成の金属合金を急冷することによって、金属は液体構造が保持された無秩序構造、つまり原子が不規則に配列したアモルファス構造を形成します。このアモルファス合金は、従来の金属では考えられないような、数々の優れた性質を有します。

アモルファス

私たちのセンターで開発したアモルファス金属であるNANOMET®の大きな特徴として、鉄損が低く(エネルギー効率が良い)、飽和磁束密度が高い(小型化が可能)ことが挙げられます。また、構成元素に鉄(Fe)、ケイ素(Si)、ホウ素(B)、リン(P)、銅(Cu)など一般的な材料を用いていることから、安価に製造することが可能であり、かつ材料費の高騰などのリスクを極めて低く抑えることができます。

主要特性・画期的な軟磁性材料

今後もNANOMET®のさらなる改良を続け、私たちの日常生活を支える自動車や電化製品等に広く活用されることを目指します。

NANOMET(R)の製造方法